身体障害&精神疾患持ちによる一人暮らしライフハック

 どうも、皆藤礼です。このたび、3月末をもって慶應義塾大学総合政策学部を卒業しました!(なお、進路は院試浪人です…。)
 そこで、大学生活についてこのブログで振り返っていきたいと思います。とはいえ、世の中に大学生のブログなんてものはいっぱいあるものですから、ありきたりなものは皆さんも読みたくないでしょう。というわけで、身体障害者(手帳3級)で精神疾患持ち(強迫性障害)で就活全落ちの私の経験に基づいた、大学生活ライフハックを公開したいと思います!それではよろしくね。


1.全体にわたって重要なこと

1-1.メンタルだいじに~メンタルの不調感じたらすぐに病院を受診する
 まず、何よりも大事なのはメンタルです!「元気があれば何でもできる」…というわけにはいきませんが、元気がなければ何もできません。それくらいメンタルは大事です。「ちょっとやばいかもだけどなんとかなりそう」と思っても実際にはなんとかなりません。普通に悪化しします。
 私は、大学合格後すぐに新型コロナウイルスが流行し授業が最初からオンラインになり、入学後の2年間を地元で過ごしました。感染すると個人特定されそうな田舎特有の雰囲気のなかで過ごしていくうちに次第に外気や汚染に対する恐怖を抱くようになり、そのうちにそれに加えて大学関連の手続きでミスがないか等何度も確認してしまう確認強迫を抱いてしまいました。
 汚染恐怖等の行為・感情が「異常」だということに自覚するのすら時間がかかりましたが、自覚してから病院を受診するのはそこからかなりかかりました。それは、実家にいるときは家族が精神科・心療内科に無知で「精神科とか行ったら薬漬けにされるぞ!」と本気で言われ、保険証やお金も親管理だったのでいけなかったから、そして、大学3年なって一人暮らしを始めたときには、強迫性障害の症状がさらに悪化しており、それに由来する行為のせいで時間と体力を奪われ病院の予約・受診どころではなかったからです。
 結局大学3年生の10月末にやっと受診することができ、そこからカウンセリングと投薬治療等を受けて4年に上がった頃にようやく薬をのんでいれば以前と同じように生活することができるようになりました。しかし、それまでは授業期間中は大学の授業と家事をやるだけで精一杯で、バイトや資格受験等もほとんどできませんでした。
 このように、「人生の夏休み」といわれるほど時間が有り余っているであろう大学生の期間のうち3年間をを私はほとんど棒に振ってしまいました。メンタルの不調は、放置するとどんどん悪化します。不調を感じたら、もう少し頑張ってみようとか思わずに大学の診療所や地域の病院に受診することをガチでおすすめします。

1-2. 大学生活で自身の障害で困っていることがある(困難が予想される)場合は、大学に相談する
 大学生活において、自身の障害により困ったことがある(困ることが予想される)場合は、大学に相談しましょう。場合によっては、「合理的配慮」により大学側がその問題に対して対応してくれます。もちろん、必ずしも希望通りに対応してくれるわけではないでしょうし、申請にあたって書類を提出したりとかもしないといけないと思いますが、もしあなたが自身の障害により大学生活でこまっているなら、相談してみることをおすすめします。(対応に時間がかかる場合もあるでしょうから、余裕をもって早めに相談するといいでしょう。)

2.日常生活のライフハック
2-1.外食をやめる
 続いて日常生活のライフハックについてですが、まず、外食はやめた方がいいです。ファミレスやファストフード問わずです。理由はズバリ外食すると金がなくなるからです。私は一時期週の半分以上は日に一度以上外食してて、月8万くらいは使ってしまったかと思います。
 外食は便利でおいしいのでつい利用してしまいますが、当たり前ですが高いです。普通に1食あたり1000円は軽く超えます。私は大食いなのでファミレスで4000円くらい食べてしまいます。そんな外食を頻繁に利用していると、あっという間に赤字になってしまいます。
 とはいえ、忙しいから外食を利用したいのもまた事実…。そこで私がおすすめしたいのが、休日にまとめて料理を作ってそれをタッパーに入れ冷凍保存し、日々それをレンジで解凍して食べるという方法です。自分の経験上密閉して冷凍しておけば作った料理は1週間は余裕でもちます。(私はお米は食べる前に炊飯しているので、米については分かりませんが…)これなら、大幅に食費を削減できます。
 さらに時短したいと言う方は、おかずはスーパーの惣菜で買って、ご飯はパックご飯にするという方法もあります。また、液体みそと乾燥野菜を購入して投入しお湯を入れれば味噌汁だって作れます。(一から料理を作ることに比べればお金はかかるでしょうが…)

2.2 デビットカードを作ってそれで支払うようにし、出費を把握する
 節約をするには、まず出費を把握する必要があります。レシートを保存して家計簿を作成するというのが理想でしょうが、レシートを保存しておくのも、項目毎に入力するのも手間です。
そこで、おすすめしたいのが、支払いをキャッシュレスで行いあとで出費を確認できるようにしておくという方法です。クレジットカードとかでもいいのでしょうが、私は「借金」というものが怖いので、自分の口座にあるだけしか支払われないデビットカードを使うようにしています。

3.就活 とりあえず大学生の間にバイトをしよう
 就活というものはほとんどの大学生にとって重要な事項でしょうが、私が言えるのはただひとつ、「お金に困ってなくてもとりあえずバイトはやった方がいい」ということです。私の経験上、就活の面接ではバイト経験について結構な確率で聞かれます。私はバイトは一切しなかった(病気のせいでできる状態じゃなかったというのもある)ので、「家の方針で、バイトはしなくていいから学生時代にしかできないことをしろということだったので、勉強や友人との交流を楽しみました。」といってお茶を濁しました。そのせいもあってかどうかは知りませんが、私は25社受けて全落ちしました。(最終的には就活中に再びメンタルの状態の悪化を感じたので7月で就活を止めました。)
 あと、面接官から直接バイト経験について聞かれなくても、バイトでの経験を「ガクチカ」として語るということでアピールできるかもしれません。実際、集団面接で私と一緒に面接を受けていた方の中にはガクチカにバイトでの経験を挙げている方も結構いました。(その方が受かったかどうかは知りませんが…)まあ、留学やサークルのリーダーとかやるよりは作りやすい「ガクチカ」なのは確かでしょう。

終わりに
 私自身不完全燃焼の大学生生活でしたが、これを読んでくださった読者の方が有意義な大学生活を送れることを祈っております。私の記事がその役に立てれば幸いです。
(P.S. 就活の志望動機で「家から近いから」と言うのはやめたほうがいいらしいですw私はそう答えた会社落ちました。)

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